会長メッセージ

謹んで新年のお慶びを申し上げます。 昨年、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は創立70周年を迎えました。7月の記念式典をはじめ、県内事業者や高校生・大学生と共に沖縄観光の未来を考えるイベントを実施し、また新たな観光大使の任命やAwich氏のグローバルアンバサダー就任など、沖縄観光の魅力を国内外に発信しました。ご協力いただいた関係者の皆さまに感謝申し上げます。 OCVBが取り組んできた持続可能な観光「エシカルトラベル」はツーリズムEXPOジャパン2024で評価され、UN Tourism特別賞を受賞しました。さらに、泡盛を含む「日本の伝統的な酒づくり」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。国内市場が過去最高を記録し、海外市場も回復から成長へと進んでおり、沖縄観光は新しい時代へと入っています。 2025年は戦後80周年、「沖縄国際海洋博覧会」から50年、2000年のサミット開催から25年と、大きな節目の年であるとともに、沖縄国際文化祭の開催、夏の大型テーマパーク「ジャングリア」オープン、大阪では関西万博の開催と観光につながる大きな動きがある年となります。 今年は沖縄観光の成長のために、以下4つの取り組みが重要となります。まず、閑散期対策の強化です。「冬も沖縄、冬こそ沖縄へ」をテーマに魅力あるコンテンツの開発・発信が必要です。次に、国際観光の裾野の強化です。海外市場の拡大と受入体制の強化を図ります。さらに、持続可能な観光地の実現に向けて、沖縄の自然や文化を守り育てる取り組みも必要です。最後に、これらさまざまな取り組みを進めるためには、観光目的税の導入も大きな役割を果たします。観光業界だけでなく、県民を含めたすべての人々と議論し、OCVBの役割を強化しながら準備を進めます。 世界の観光をリードする沖縄を目指して、一緒に取り組んでいきましょう。
本年も引き続き、沖縄の観光振興に変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


令和7年1月6日 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
会長 下地芳郎

会長 下地芳郎
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