会長メッセージ
平素より皆様には沖縄の観光振興に格別なるご支援とご協力を賜り心から感謝を申し上げます。 挨拶に先立ち、元日に発生した「令和6年能登半島地震」で亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。被災地の復興に向けて、沖縄からも積極的に支援を行いたいと思います。 今年、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は創立70周年を迎えます。これまで沖縄観光の発展にご尽力されてきた多くの関係者に心から敬意を表するとともに、OCVBに対する長年のご支援に心から感謝申し上げます。 昨年は沖縄観光回復に向けた年になりました。5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、観光需要は本格的に回復してきました。台風6号の影響を受けましたが、全国旅行支援効果やFIBAバスケットボール ワールドカップ沖縄開催などが沖縄観光回復の大きな後押しとなり、国内市場はコロナ前の水準まで回復してきました。 一方、外国人観光客につきましては、回復が遅れておりましたが、年明け早々台湾路線の拡充もあり、今後は受入体制の強化と更なる航空路線開拓や質の高いクルーズ振興などに取り組んでまいります。 全国的に外国人観光客数が急激に増加する中、OCVBの推計では、昨年、約20万人が海外から国内航空路線を利用して沖縄を訪れていることが分かりました。今年は、沖縄を訪れる外国人観光客の内訳を更に詳細に分析し、市場特性に応じたマーケティングと受入対策強化につなげていきます。 沖縄観光が回復から成長へと飛躍するために、OCVBでは、沖縄の魅力発信による観光客の誘致と受入体制の強化は勿論のこと、観光産業への信頼増幅、今後実施予定の観光目的税の導入等を通して、「世界から選ばれる持続可能な観光地」の実現に向け取り組んでまいりますので、更なるご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
令和6年1月4日
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
会長 下地芳郎