「おきなわ観光地域カルテ」正式版(Version1.0)を公開
2024.03.27
■「沖縄観光の現状(いま)を知り、地域の稼ぐ力を伸ばす」
「おきなわ観光地域カルテ」( https://areakarte.ocvb.or.jp/ )は、観光地域づくりに役立つ様々なデータを分析し、市町村別にわかりやすく可視化した観光マーケティングレポートです。現Version1.0では、「来訪者数」「属性(発地・性年代)」「行動」「周遊」「イベント」の5つの切り口で地域のデータを可視化。今後も、様々なデータをわかりやすく可視化し、安定的に提供することで、県内各地の観光地経営をサポートしたいと考えています。
※詳しくは、本日発表のプレスリリースをご覧ください。
■全国初!思考連動型ダッシュボード
昨年9月にリリースしたプロトタイプ版(試作版)の検証を経て、地域の担当者が観光振興を推進するにあたり、「何をどのように見たいのか?」「何がわかれば原因や仮説を考えたり、意思決定できるのか?」など現場目線のキャッチアップに注力してまいりました。専門的な分析スキルやダッシュボード(*1)の操作経験がない担当者でも、「みて・わかって・できる」状態を目指し、逆算型で開発した「思考連動型ダッシュボード」という点で全国初の取り組みとなります。
また、使用している人流データについても沖縄独自といえる点があります。それは、町丁目の粒度で「延べ滞在者数」が把握できるという点です。これは、国立大学法人琉球大学3研究室(*2)との共同研究による成果で、主要観光スポット以外を訪れた人数も可視化できるよう町丁目単位でのスポット設定を行っています。
(*1)ダッシュボードとは、一つの画面にグラフや分布図などのさまざまなデータをまとめたツールのこと
(*2)工学部 工学科 社会基盤デザインコース 神谷研究室(神谷 大介准教授)/工学部 工学科 エネルギー環境工学コース 宮田研究室(宮田 龍太助教)/国際地域創造学部 経済学プログラム 山田研究室(山田 健太准教授)