沖縄県入域観光客数の季節変動における平準化の促進について

2016.06.24

(一財)沖縄観光コンベンションビューロー(会長:平良朝敬、以下OCVB)事務局長付調査分析チームでは、季節変動の分析手法として平準化率という指標を取り入れ、時期的要素を加味した誘客活動を行うことで沖縄観光における平準化を推し進め、観光産業のさらなる安定化を目指します。

■季節変動…課題・解決手法・効果
沖縄観光の特徴として、夏場を中心とした8月と春休みにあたる3月に観光客が集中する傾向があり、閑散期の需要喚起が積年の課題でした。多様な閑散期対策、特に官民挙げての旬香周島おきなわキャンペーン、教育旅行の誘致等により着実に平準化が進んできました。

一方、平準化率を用い季節変動を「見える化」したところ、さらなる改善の可能性が検証できました。また、平準化率は月間目標人数の設定ができる為、改善に向けた戦略作りに繋げる事も可能です。

※平準化率は年度・暦年における月間観光客数を百分率化したのち標準偏差を求める事で算出。なお、月間最多月を100%としています。単位はパーセント。



資料:平準化率による「見える化」
日本人客と外国人客の季節変動を正確に捉え、ハワイの特徴を理解する。
その上で月間目標人数の設定により、季節変動の改善に向けた新誘客戦略を構築し、観光産業の安定化を目指す。

①沖縄観光・平成元年度以降の平準化率(日本人客)推移…確実に平準化が進んできている



②沖縄ハワイ比較・過去10年間の平準化率推移…ハワイは平均7.3%、H27年度は7.1%と平準化が進んでいる


③改善の方向性…2峰型で平準化を目指すのか、3峰型を目指すのか

 

この件に関するお問い合わせ

部署名 事務局長付調査分析チーム
担当者 玉城信治、酒井、大川
TEL 098-859-6126
FAX 098-859-6221
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