毎週金曜日限定・旧海軍司令部壕にて平和ガイド開始

2016.07.28

(一財)沖縄観光コンベンションビューロー(会長:平良朝敬、以下OCVB)が管理する旧海軍司令部壕では、団体客以外の個人客満足度向上に繋げるため、毎週金曜日限定で壕内を解説する平和ガイドを開始しました。

これまでOCVBでは、修学旅行等の団体のみを対象に、海軍壕スタッフが一緒に施設内を回り、当時の県民が避難する様子や、米軍の侵攻ルート、沖縄戦において海軍壕がどのような役割だったか等の案内を行っておりましたが、今回は新たな取り組みとして、壕内の説明・講話を希望される個人客まで対象を広げ、壕内ガイドを実施します。

壕内に掲示された説明を読むだけでは得られない、より詳しい情報を提供し平和学習への理解を深めてもらう事が狙いで、初回となった7月1日(金)には2名のお客様が参加し、「細かな説明を聞くことで当時の状況がより想像することができた。自分たちだけで見学するのとでは全然違ったと思う」との感想をいただきました。

戦後71年が経過し、戦争の記憶継承が課題となるいま、ここ海軍壕から平和の大切さを発信するため、県外からの個人・団体の旅行客の皆さまだけでなく、県民の皆さまにも広くご利用いただきたいと思っております。

<平和ガイド 詳細>

【日 時】毎週金曜日 14:30~16:30のあいだ (ガイド所要時間30分程度)
【場 所】旧海軍司令部壕 壕内
【対 象】個人・団体問わず参加可能
(ただし人数によっては、戦跡広場での対応になる場合もあります)
【料 金】無料
※予約制ですので、FAXもしくはメールにてお申し込みください。
 詳しくはWebサイトより http://kaigungou.ocvb.or.jp

《旧海軍司令部壕とは》
第二次世界大戦の末期、日本海軍が小禄飛行場(現・那覇空港)を守るために造った重要な軍事拠点であり、那覇市内、空港からも近い平和学習の場となっています。また、琉球王国時代には「火番森(ヒバンムイ)」と呼ばれ、中国や薩摩等からの来航を伝えるために「のろし」を上げ、いち早く首里城へ伝えるための通信拠点でした。現在も展望台からは東シナ海、那覇市街、首里城、慶良間諸島を見渡すことができます。

 

この件に関するお問い合わせ

部署名 旧海軍司令部壕事業所
担当者 伊良部、中山
TEL 098-850-4055
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