OCVB 2030年度まで(先15年)の沖縄入域観光客数見通し <国内客・外国客別>

2016.07.28



<全体概要>
OCVBは、沖縄への入域観光客数について2030年度まで先15年の推移を予測しました。2016年度における沖縄県の目標値は840万人、その内、外国人観光客の目標値は、200万人と設定されています。OCVBとしては、国内客を含め、その達成にむけて誘客ならびに受入体制の構築における様々な施策を講じてまいりますが、その施策浸透には2年程の月日を要すると想定しています。従って2016年度から翌2017年度の伸び率は、0.5%の微増に留めております。
一方、直近この2年間で各種施策の積上げを図ることで、2018年度以降2030年度までは、過去20年の年平均成長率4.3%水準へ導きたいと考えています。ただし、2020年3月には、那覇空港第二滑走路が供用を開始するため、2020年度のみ、直近5年の年平均成長率8.8%水準を予測としました。

<国内客の概要(本土経由の外国客を含む)>
沖縄入域の国内客は、過去大きなイベントリスクに直面する年もありましたが、空路における新規路線の就航や増便、機材の大型化、また離島への直行便やLCCの就航などに支えられ、沖縄へのリピーターも増加し、人気は本格化してまいりました。
未来を向くと、日本の人口減少や国内他方面との競争と取り巻く環境は大きく変化しておりますが、2020年3月那覇空港第二滑走路供用開始で処理能力は拡大へ、また本土経由外国人客、いわゆるトランジット需要の拡大も明るい話題であります。国内客は、過去における那覇空港の発着回数・降客数・入域客数の関係から推計し、2030年度まで、おおよそ年率1.8%での成長と予測します。

<外国客の概要> 
沖縄入域の外国客空路利用について、こちらも国内同様に過去大きなイベントリスクに直面する年もありましたが、新規路線の就航や増便、機材の大型化、LCCの就航などに支えられ、近年ではめまぐるしい成長を続けております。
未来では、こちらも同様、2020年第二滑走路での処理能力の拡大とともに、既に見込まれている外国人の人口増加に伴い、世界の旅行需要やアジアの成長、日本政府を含めた訪日旅行需要の更なる取り込み、そしてこれらに沖縄の認知度向上が相まって、2030年度まで、おおよそ年率11.6%での成長と予測します。
また海路では、日本政府は2020年に訪日クルーズ客500万人という高い目標値を掲げていますが、沖縄目線で見ると、現在、那覇港長期構想検討委員会では、概ね10年内に第2、第3バースの整備、また概ね20年内に第4バースの整備を目標として議論・検討がされております。その中における入港隻数の推計を参考にして、おおよそ年率4.5%の成長を予測します。
総じて、外国客は、2030年度まで、おおよそ年率10.0%での成長と予測します。
 

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