映画「義足のボクサー(仮題)」沖縄ロケ決定 ~主演:尚玄、監督:ブリランテ・メンドーサ(カンヌ国際映画祭受賞監督)~

2020.02.27

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(会長:下地芳郎、以下OCVB)は、沖縄フィルムオフィスで支援する映画「義足のボクサー(仮題)」の沖縄ロケが決定したことを報告します。
 
本作品は、カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞したフィリピン人監督ブリランテ・メンドーサ氏により撮影されます。
同氏は、世界三大国際映画祭(カンヌ、ベルリン、ベネチア)、その他世界中の映画祭で500以上の賞を受賞し、昨年の東京国際映画祭コンペティション部門の審査委員長を務め、プロデュース最新作は2019年ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞するなど、まさにアジアを代表する監督です。

そのブリランテ・メンドーサ氏が、土山直純という実在の人物の物語を元に脚色し、フィリピンのジェネラルサントス・沖縄・福岡を舞台に、日本人キャストを主演とする新作を撮影します。
同氏が、日本人キャストを主演とした作品を撮影するのは初。なお、主演には沖縄県出身の俳優尚玄が選出されました。
本作品を活用し沖縄PRに繋げていきたいと考えております。
 
 
■ストーリー
幼少期に右膝下を失い、義足で生きる男が、プロボクサーになるという夢を諦め切れずフィリピンに渡る。
現地の人々の陽気さと生命力、自分と違う価値観や誇りのあり方に触れ、少しずつ成長していく男。
そこで出会った老練のトレーナーに、幼いころ別れた父親像を重ねながらプロのリングを目指す。
 
 
■ロケ地・撮影スケジュール
2020年1月中旬フィリピン ジェネラルサントスにてクランクイン。
2月25日より県内での撮影開始。6月完成予定。
 
■監督プロフィール
【ブリランテ・メンドーサ(Brillante Mendoza)】
45歳で長編映画「マニラ・デイドリーム」の監督としてデビュー。
2008年には「サービス」でフィリピン映画として24年ぶりのカンヌ国際映画祭コンペ出品作となる。
続く「キナタイ・マニラ・アンダーグラウンド」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞、さらに「グランドマザー/ばあさん」でヴェネチア国際映画祭コンペ出品、『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件』でベルリン国際映画祭コンペ出品と、監督デビューから7年で世界三大映画祭全てのコンペティション部門出品という偉業を果たす。
そして『ローサは密告された』 では、第69回カンヌ国際映画祭でフィリピン映画界初の三大映画祭主演女優賞をジャクリン・ホセにもたらした。
 
■主演プロフィール
【尚玄】
沖縄県出身。大学卒業後、バックパックで世界中を旅しながらヨーロッパでモデルとして活動。
2004年帰国、俳優としての活動を始める。2005年 戦後の沖縄を描いた映画『ハブと拳骨』でデビュー。
三線弾きの主役を演じ、第20回東京国際映画祭コンペティション部門にノミネートされる。
その後も映画を中心に日本で活動するが、2008年NYで出逢ったリアリズム演劇に感銘を受け、本格的にNYで芝居を学ぶことを決意しその年の末に渡米。
『Street Fighter: Assassin’s Fist』の剛拳 役、TV版『DEATH NOTE』のレイ・ペンバー 役など、現在は日本と海外を行き来しながら邦画だけではなく海外の作品にも多数出演している。
映画『ココロ、オドル』『STAY』が現在公開中。
 

この件に関するお問い合わせ

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