奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界自然遺産に登録されました!

2021.07.27

2021年7月26日に、世界遺産委員会によって、鹿児島県から沖縄県の南西諸島にまたがる「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(奄美・沖縄)」が、きわめて貴重な生物や生態系を有しており、世界自然遺産として相応しい地域であることが認められました。
国内では、すでに、知床、白神山地、屋久島、小笠原諸島が世界自然遺産として登録されており、今回の奄美・沖縄エリアの世界自然遺産登録は、日本では5か所目、10年ぶりの登録となります。
 

OCVB 会長メッセージ

 
 
 
 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」世界自然遺産登録決定の報告を受け、沖縄の誇るべき生物多様性や希少で豊かな自然等が世界に認められたことを大変 嬉しく思うと同時に、これまで世界自然遺産登録に向けて尽力いただいた皆様へ心から敬意を表します。
 
 この度の自然遺産登録により2000年に登録された文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」とあわせて、沖縄県は文化・自然2つの世界遺産を有する地域となり、世界に認められたこれらの遺産を守っていくことが求められます。
 
 当財団としても、国頭村、大宜味村、東村、西表島のそれぞれの特徴、魅力、いかに貴重な生態系であるか等を正しく理解してもらえるように引き続き国内そして海外へ向け発信していきたいと考えております。
 
 また、環境保全を図りながら各エリアの大自然の魅力を満喫してもらえるよう、登録地域の魅力の発信だけではなく、訪問者に対してのルールやマナー遵守の呼びかけを行っていく「レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)」についても積極的に取り組んでまいります。
 
 今後も鹿児島県や、関係自治体、団体、企業等と交流連携を継続し、本世界自然遺産の魅力と重要性について理解促進を図ってまいります。
                                            
令和3年7月
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー 会長 下地 芳郎
 
 

鹿児島県観光連盟 会長メッセージ

 
 
 
 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録の決定にあたり、各地域において長年保全活動及び登録に向けて御尽力いただいた関係者の皆様並びに応援して頂いた皆様に心からお喜び申し上げます。
 また、世界自然遺産の登録に向けて、ともに取り組んでいただいた沖縄県の皆様にも深く御礼申し上げます。

 奄美大島そして徳之島は、アマミノクロウサギなどの希少種を含む多様な動植物と独自の生態系が残されており、これらが織りなす美しい自然や景観、そして脈々と受け継がれてきた独特の文化が、私たちを惹きつけてやみません。

 今回の世界自然遺産登録により世界中から注目を集めるなか、地域資源を活用した観光振興をはじめ、地域経済の活性化に資することが期待できます。
 一方で観光客の増加等による過剰な利用に伴い、自然環境への負荷が増大する懸念があります。地域に生きる皆様と一緒に、利用の適正な管理やマナー向上などこのすばらしい宝物を次の世代に継承する気運を更に高めていく必要があります。

 鹿児島県観光連盟は、引き続き、国、沖縄県、鹿児島県、地元市町村及び関係団体等と力をあわせて、情報発信並びに誘客促進などに取り組んでまいります。
 新型コロナウイルス感染症収束の折には是非お越しいただき、美しい自然と文化を体感していただけることを楽しみにしております。
 
令和3年7月
公益社団法人鹿児島県観光連盟 会長 池畑 憲一


今回登録された奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4エリアに関する詳しい情報は、奄美・沖縄世界自然遺産特設サイトよりご確認下さい。
 
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